【サヌカイト】


サヌカイト(讃岐石)は
香川県坂出市の国分台周辺と
大阪府と奈良県の県境にある二上山(にじょうざん)周辺の
全国でも二か所でしか採取されない
希少な岩石である。

「讃岐石」と呼ばれることが多いが
正式には「古銅輝石安山岩」という岩石なので
「讃岐岩」とするのが妥当かもしれない。

ただし、そもそも
「古銅輝石」という鉱物名自体が
すでに現在は使われていないので
微妙と言えば微妙である。

サヌカイトという名称は
明治時代に外国人によってつけられた。

名づけた人物は知らないが
日本から本国に持ち帰ったのは
有名なドイツの地質学者である
ナウマン博士である。

言うまでもなく「ナウマンゾウ」の発見者であり
フォッサマグナを研究したことでも知られる。

話をサヌカイトに戻すと
大正天皇への献上品として使われたこともある
格式の高いもので
日本地質学会はサヌカイトを香川県の県の石として定めている。



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石琴)
【サヌカイト】